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3D-CTを用いた簡便な大腿骨転子部骨折分類の提案

正田 悦朗兵庫県立西宮病院整形外科/四肢外傷センター

[はじめに]大腿骨転子部骨折は通常、単純X線で診断され多くの場合手術が行なわれる。このとき、骨折型の分類にはAO/OTA分類、Jensen分類、Evans分類などが用いられるが、安定型とされる骨折においてもスクリューやブレードのcut ourや過度のスライディング、偽関節などが散見される。これらは、単純X線では正確な骨折型の把握が困難である事が原因の一つと考えられる。2006年頃から中野先生が大腿骨転子部骨折を3D-CTで評価する事を提唱され、日本ではその診断にCTが広く用いられる様になってきた。この論文では、中野先生の分類を簡便に改変して、単純X線分類と比較検討した。

※ここで紹介されている内容は、発表者個人の見解によるもので、弊社を代表するものではありません


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